なぜ3.11震災・原発報道では、日本メディアと海外メディアに温度差があり、外国人の大量日本国外退避騒ぎが起こったのか。 日本は今まで、世界にどう見られてきたのか。 FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアは、過剰な海外報道の一因となったのか。 情報を発信するメディアの、そして受け取り側の役割を問う。
本書は関西外国語大学、アカデミーヒルズで大好評を博した講演をもとにした書き下ろしである。
著者紹介 エリック・ジョンストン(Eric Johnston) ジャパンタイムズ編集局報道部次長。米国ピッツバーグ出身、在日23年目。1997年からジャパンタイムズ記者。大阪を拠点に、西日本全般の政治、社会、経済、文化面など幅広い分野を取材・執筆している。原子力問題については、1995年からジャパンタイムズのほかJapan Focus、Yale Online Review、The Guardian、Kyoto Journalなどに寄稿している。2001年より日本外国人特派員協会(FCCJ)会員。会報「No. 1 Shimbun」編集委員を経て、現在はFCCJ IT委員会委員長。関西近辺の大学で日本と海外メディアについての客員講師を務め、スタンフォード大学、ジョージタウン大学、グリフィス大学にて日本の政治・社会問題について講演も行った。
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