■ 英語で広がる龍馬の世界 ■激動の時代を生き、―近代をもたらす平和な革命―を成し遂げた『坂本龍馬』の生涯を、簡潔な物語と“やさしく良質な英語”で読む英語学習書。
読者・英語学習者にとって読みやすいく―それでいて坂本龍馬その人に親しみが持ってもらえる内容となります。詳しい解説や人物相関図などもあり分かりやすい構成です。
波乱万丈な生涯を送り、強烈な個性を持つ坂本龍馬の魅力を上・下2巻に凝縮。
おすすめします坂本龍馬には色々な見方がある。
どれが正しくてどれがおかしいと言わせぬのが“龍馬”だ。
新鮮で、新しい“RYOMA”が誕生した。
きれのいい生きざまが、映画のヒーローのようにさわやかである。
あの幕末が平成の現代に重なる。「自由」と「平等」。
「戦はいかんぜよ!」 RYOMAの声が聞こえる。
―高知県立坂本龍馬記念館館長 森健志郎
Clean up Japan once and for all
日本を今一度せんたくいたし申候
泣き虫龍馬は、家族や恩師のおかげで強くなっていく。時代は藩意識が強く、封建的な社会。
藩に縛られず、自由を求め龍馬は脱藩する。勝海舟との出会い、神戸海軍操練所の創設、…そして龍馬の誓いー「日本を今一度せんたくいたし申候」。
※全文音声・語注付き
※「
英語で読む 坂本龍馬(下)」も同時発行!
わたしは龍馬の非常に複雑な生涯を、この2巻本に凝縮する作業に取り掛かった――簡単な仕事ではない。わたしは龍馬の強烈な個性の奥にある原動力に焦点を当てた。勇気、精神的強さ、すさまじい忍耐力、より良い世界を作ろうとする決意――そして、おそらく最も重要なのは、自由へのあこがれだ。こうした特性によって、龍馬は最大の偉業――近代をもたらす平和な革命――を成し遂げることができたと、わたしは信じる。どうやって龍馬がこの偉業を成し遂げたかについて、この小著が読者の皆さまにちょっとした見識を与えてくれることを願っている。
ロミュラス・ヒルズボロウ
2009年9月 (著者まえがき より抜粋)
【著者】ロミュラス・ヒルズボロウ15年以上にわたり日本に住み、坂本龍馬に関する研究の傍ら、日本紙の米国通信員としても活動。著書はRyoma: Life ofRenaissance Samurai 、Samurai Sketches: From the Bloody Final Years of the Shogun。日本語も堪能。
【上巻目次】
Author's Note
著者注
1: The “Crybaby” and His “Wild Dream”
「泣き虫」の「途方もない夢」
2: “Expel the Barbarians”
攘夷(じょうい)
3: Not Just a “Wild Dream”
ただならぬ「途方もない夢」
4: “Revere the Emperor”
「尊王」
5: Ryoma Flees Tosa
龍馬の脱藩
6: “the greatest man In Japan”
「日本第一の人物」
7: The Kobe Naval School
神戸海軍操練所
8: Ryoma's Vow: “clean up Japan once and for all”
龍馬の誓い:「日本を今一度せんたくいたし申候」
9: Ronin Again
再び浪人に
10: Saigo: “the harder you pound him, the louder he booms”
西郷:「大きく叩けば大きく響く」