単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:prime ministerのprimeとは、どんな意味?

 A:primeとは「第一の(first)」





primeの代表的訳語は、「第一の」「主要な」「全盛期」です。

primeの核となっている意味は「第一の(first)」。転じて「最も重要な」「主要な」などと訳され、「最高の」「極上の」「すごくいい」というニュアンスを持つ単語です。

prime minister(相)を直訳すると「第一の大臣」で、君主に仕える大臣たち(内閣)の中でprimeな大臣のことです。

prime rate(プライムレート)は、銀行が最も重要な顧客企業に適用する、最もよい金利のレート(最優遇金利)です。

prime timeはテレビの視聴率が最も高い時間帯で、日本語では「ゴールデンアワー」(和製英語)と呼ばれています。

prime numberは「素数」です。prime objectiveなら「第一の目的」「最大の目的」

primeは名詞としては、「全盛期」「最良の時」などと訳されます。the prime of one’s lifeで「人生の絶頂期」です。




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伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/