「書き手」が意図する内容を「読み手(聞き手)」に誤解なく伝えるという使命を持つのが“理科系の文章”。内容を正確に伝えるには文法に沿った文章を書かなければならず、その「共通理解」の基盤となるのが文法…と筆者は述べる。本書は、半導体材料研究の分野で世界的に活躍した著者が、理科系の英文を理解するために必要最低限な文法知識――「不定冠詞・定冠詞」「単数・複数」「時制」「能動態・受動態」など――を簡潔にまとめたもの。例文もすべて理科系の英文で統一し、研究者や技術者がこうした英文を正確に読み、書けるようになることを目的としている。 目次 ●第1章 物体・事象表現の文法 1-1名詞の種類/1-2名詞の限定と修飾/1-3関係詞 ●第2章 状態・動作表現の文法 2-1動詞の性質と基本文型/2-2動作主/2-3状態・動作の否定と仮定 ●第3章 時間的関係表現の文法 3-1動詞の表現/3-2時制と自相の表現
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