単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q: addressには、いくつかの意味がありますが、共通するイメージはどんなものでしょうか?

 A:言葉・注意などを「相手に対してまっすぐ向ける」イメージ。代表的訳語は「演説」「住所」「(人に)話しかける」


He is making an address.

addressには、言葉・注意などを「相手に対してまっすぐ向ける」というイメージがあります。言葉を、聴衆にまっすぐ向けて注意深く発することが「演説」としてのaddressで、フォーマルな語です。


話し言葉だけでなく、書き言葉(手紙など)を相手に向ける先(あて先)ということから、相手が住んでいる場所、つまり「住所」という意味ができました。メールアドレス(e-mail address)でおなじみです。


動詞としては、人に「話しかける」「肩書きなどで呼ぶ」という意味があります。また、自分の注意を問題解決にまっすぐ向けるということから、問題に「対処する」という意味も。ゴルフ用語での「アドレスする」(ボールを打ちたい方向へクラブをまっすぐ向ける)もaddressです。


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※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/