単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:「森」を表すforestとwoodsは、どう違いますか?

A: forestは大森林、woodsは小さい森



例:We’re trapped in the forest! (森林から出られず遭難)

forestは人里離れた天然の大森林地帯です。樹海です。危険な野獣が住んでいます。中世ヨーロッパであれば、dragonが住んでいそうな怖い暗黒の地帯。

woodsは人里近くの小さい森です。林です。散歩できる小道があったりして安全で快適です。リスなど、かわいい小動物が住んでいます。



例:Let’s take a walk in the woods.

woodsは、単にwoodでも使います。
woodsは、要するにtreesのことです。
woods = tree + tree + tree + tree + tree . . .

forestとは、an extensive tree-covered district(広大な樹に囲まれた地域)です。つまりforestとは、treesそのものではなく、地域を表すものです。 語源的にthe outside woods(遠くにある森)という意味。forestはforeign(外国の、外の)に似ています。
※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/