![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。
解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。
※隔週で2~4単語ほどを掲載。 ※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q: あなたはmiddle classですか?
A:中産階級であればmiddle class
※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています
バックナンバー
2011年11月16日に、イギリスのウィリアム王子の婚約が発表されました。婚約者のケイト・ミドルトンさんはmiddle class family出身で、日本のメディアでは「中流家庭」出身と訳されました。 しかし、日本での「一億総中流」意識での「中流」とは、イメージが違うようです。 ![]() (1) the upper class the aristocracy(貴族)、富豪など社会階層の頂点 (2) the middle class 高い教育を受けプロフェッショナルな医師、法律家、教員、銀行家、ビジネスで成功している人、中程度の地主など (3) the working class 労働者階級 the middle class(中産階級、中流階級)とは、イギリスでは労働者階級と貴族の中間に位置する階級です。 ウィリアム王子の母、故ダイアナ妃は貴族階級の出身でしたので、ミドルトンさんが中産階級出身であることは、大きなニュースでした。 ミドルトン家は裕福な一般家庭で、両親が経営しているオンライン通信販売会社(Party Pieces)のコールセンターでは8人のスタッフが注文を受けているそうです。 ミドルトン家の自宅の価値はおよそ1億3千万円で、そのほかにも不動産を所有。ケイトさんは名門の私立学校で最高の教育を受けたとのことです。 なお、the middle classに属するかどうかは、その社会の階層構造(貴族がいるかどうか、資本主義か社会主義か)や、個人の主観に影響されます。国によって定義が違う、と言えるかも知れません。 日本の世論調査では、9割ぐらいの人々が自らを「中流」と考えているようです。 アメリカも中流意識が高く、2008年のAP通信の調査では53パーセントの人々が自分たちはmembers of the middle classであると答えています。
伊藤サム(Sam Ito)
![]() 父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。 ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。 著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。 ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/ 伊藤サムさん 著書、解説・監修書の紹介
|