単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:Nice to meet you.は「初めまして」。では次回会ったときにはどう言いますか?

A:Nice to see you.

Nice to meet you. (初めて)お会いできてうれしいです。
Nice to see you.  (また)お会いできてうれしいです。

このほか、もちろん普通のあいさつ(Hi, how are you?など)も結構です。




meetは、あいさつの文脈では「初めて会う」ニュアンスです。meet = see (someone) for the first timeです。このほかにも文脈によって「(待ち合わせをして)会う」「(空港に)出迎える」「会合する」という意味もあります。


seeは「(人を)見る」が転じて「会う」。どんな会いかたにも使えますが、I’ll see you tomorrow.などの場合は「(次回)会う」というニュアンスです。

バリエーションとしては、
It’s nice/good/great/lovely to see you (again).
I’m happy/glad to see you (again).
2度目だけでなく、何度目の出会いにも使えます。


政治家など、たくさんの人に会う職業の方は、誰が初対面で、誰が2度目以降かわからなくなります。その場合はseeを使えばよいでしょう。2度目の人にNice to meet you.(初めまして)と言うと、以前会ったのを忘れたなと思われてしまいますから。

私はアメリカの故・マンスフィールド駐日大使に初めて会ったとき、
Good to see you!
(お会いできてうれしいな)
と言われました。
※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/