単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:severalとは、いくつぐらいですか?

 A:severalは、3以上だが「多くはない数」をあいまいに表す


あいまい語なので、訳語の「いくつかの~」より、はるかに多い数を指すこともありえる。





a few < several < many 
という関係になります。


a few


several


many



severalの訳語は、「いくつかの、数人の、数個の」です。しかし、あいまい語なので、日本語の「いくつかの」などより実際にははるかに数が多いこともあります。

全体を10とした場合、ふつう3~6くらいの数ですが、あいまいなので9あたりまで指してしまうこともあります。本人がnot manyと感じているならば、それはseveralなのです。


a few < several < many
several = more than two, but not many


severalは、「2を超えるが多くはない数」をあいまいに示す語です。

数のみについて使います。つまり、複数形の可算名詞だけに付きます。
これに対して、someは数・量の両方に使えます。

なお、文語でseparate(それぞれの)という意味もあります。severalは、separate、sever(切り分ける)と語源が同じです。




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伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/