単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:民主党マニフェストの「子ども手当て」を、英語で言えますか?

A: child allowance



民主党の2009年マニフェストでは、
「中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します」
となっています(毎月2万6,000円)。英文版では、child allowanceです。

allowanceの元になっているのは、動詞のallowです。
allowの意味は大別すると2つあり、1つは「許す」「~させる」。
もう1つが「権利として与える」「支給する」「割り当てる」(allocate)です。

allowanceは「支給されるもの」。
たとえば給料の中の「~手当て」や、子どもに毎週与える「おこづかい」(an amount of money given regularly to a child)です。
allowanceのニュアンスは、「(定期的に、何らかの目的のため、全体から一部を割り当てとして)支給されるもの」です。

January ......

February ...

March .....

April .....

May .....


■ 参考
ジャパンタイムズ社説では、以下のように「こども手当て」に触れています(2009年12月11日)。
見出しは、The child allowanceで、以下はフレーズごとに分けた文章です。

An allowance for each child
up to the third grade at middle school
is a main promise
in the Democratic Party of Japan's election manifesto.

The party plans to make
the monthly ¥26,000 allowance
a permanent measure.

The Hatoyama administration plans to give
half the amount, or ¥13,000,
in fiscal 2010, the first year of the measure,
and give the full amount from fiscal 2011.
(以下略)



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伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/