このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。
解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。
A: the Stars and Stripes
アメリカ独立当初の13州と、現在の全50州を表している。
アメリカ国旗(the Flag of the United States of America)の通称は、the Stars and Stripes(星条旗)が最もよく使われます。そのほかに、the Star-Spangled Bannerなどとも呼ばれます。
the Stars and Stripesをそのまま訳すと「星と縞模様」。赤白の13本の線(縞模様のスジ)が、18世紀に大英帝国から独立した当時の13州を表しています。
以後、アメリカが拡大し、州の数が増えていくにつれ、国旗のデザインは頻繁に手直しされてきました。左上の星座は、アメリカの国家としての統合を象徴。アラスカとハワイが州となった後の1960年に、現在の星50個のデザインとなりました。
国旗の3色である、red, white and blueが何を意味するかについては決められておらず、諸説があります。
宗主国イギリスの国旗
(the Union Jack)に似ていますし、初代大統領ワシントン家の紋章(赤と白)に起源があるとも言われます。
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伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:
http://homepage1.nifty.com/samito/