単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:Nice to meet you.と言われたら、何と答えますか? 「初対面の相手に対する返事」をいろいろ挙げてください。

A:基本は、(相手が言った表現) + too + (相手の名前)




■ 典型的な例

Nice to meet you, Mrs. Brown.

Nice to meet you too, Mr. Ito.


■ 発音のポイント

Nice to meet you, Mrs. Brown.

Nice to meet YOU too, Mr. Ito.
youを強めに言うと、「こちらこそ、初めまして」というニュアンスが強く出ます。youを強く言う場合は、tooはなくても構わないでしょう。


■ 簡略な答え方

You too.

これは、It’s nice to meet you, too.の略です。


Likewise.
Same here.

どちらも直訳すると「私も同じ(気持ちだ)」です。

以上は日本語での、「初めまして。」→「どうも。」という簡略な返答に相当します。


■ 応用例

相手が言った表現をオウム返しにするのではなくて、
I’m happy/glad to meet you, too.
It’s good/great/nice/lovely to meet you, too.
と答えることもできます。

It is my pleasure to meet you as well.
とも言えます。as wellはtooより上品に聞こえます。


■ It’s my pleasure to meet you.と言われたら

The pleasure is MINE.
と、mineを強めに返答すると、「こちらこそ、初めまして」です。


■ How do you do? と言われたら


そのまま、How do you do?と答えます。

あるいは、
It’s nice to meet you, too.
I’m pleased to meet you, too.
My pleasure.
などと答えることもできます。




※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/