単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:「米国」を英語で言えますか?

A: 「米国」にはたくさんの言い方があるが、the United Statesが標準的な言い方の1つ。




「米国」「アメリカ」のいろいろな呼び方は、正式名the United States of America(アメリカ合衆国)をどう略すか、によります。標準的なものはthe United Statesやthe U.S.です。


新聞記事では初出はthe United States、2回目以降はthe U.S.と略すと決めてある場合が多いです。会話ではthe Statesと略されることが多いでしょう。


the U.S.A.、the USA、the USとも書かれ、コンマのあるなしは各社のスタイル(好み)です。見出しなどではtheが略されます。


Americaには愛国的響きがあります。問題は、厳密には北米も南米もAmericaであることです。


Americaの本来の意味は、コロンブスが1492年に発見したとされる「アメリカ」(南北アメリカ大陸全体)。米国と紛らわしいときは、南北アメリカ大陸全体をthe Americasと呼ぶことも。


特殊な表現としては、Uncle Sam(風刺マンガで米国を擬人化するとき。U.S.をもじったもの)、Washington(首都名でその国の政府を指す用法)などがあります。


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※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/