単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q: exerciseには、どんな意味がありますか?

 A: 運動、練習、(権力を)行使する



She and her dog exercise regularly.


ex-はoutを意味する接頭辞です。exerciseの語源は、家畜を囲いの外へ出す(=働かせる)ことで、転じて「運動する」「練習する」という意味になりました。
家畜を囲いの外に出して働かせることは、すなわち農作業に「使う」(use)ことで、exerciseには「(権力・権利・能力などを)使う・行使する」という意味もあります。たとえばexercise patienceは「忍耐力を行使する」、つまり「耐え忍ぶ」ことです。

exercise
(家畜を)外へ出す → 働かせて使う → 「運動する」「使う」

名詞としては、「運動」「体操」「練習」「練習問題」「(軍事)演習」「(権力などの)行使」という意味になります。


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※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/