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このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。
解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。
※隔週で2~4単語ほどを掲載。 ※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:houseとhomeはどちらも「家」ですが、どう違いますか?
A:houseは「一戸建ての家」。homeは「我が家」
※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています
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houseとhome、日本語に訳すとどちらも「家」になってしまいますが、違うものです。 ![]() houseは一軒の「家」、つまり一戸建ての建物を普通は指します。 ![]() これに対して、homeはその人が「住んでいる場所」「我が家」という場合の「家」です。ある人にとってのhomeは、house(一軒家)かもしれませんし、apartment(アパート)かもしれませんし、四畳半のようなroomかもしれません。 では、ちなみに一軒家(house)に住んでいる人にとっては、houseとhomeは同義なのでしょうか? 同義で使うことも多いです。 しかしニュアンス的には、houseという物理的で冷たい箱の内側にある、 精神的な暖かい、ぬくもりのある、ほっとする場がhomeです。単身世帯を除いて、homeはfamilyと共に住んでいるために暖かい場所です。 ![]() なお、homeには派生して「故郷」「本場」といった意味もあります。 さらにgo home(家へ帰る)など、副詞としても活躍する単語です。 houseについて補足します。 「house = 家」と固定的に考えがちですが、英語では広い範囲の建造物を指します。houseの語源は「(人を外界から)coverするもの、hideするもの」で、いろいろな種類の建造物がhouseです。議事堂やホテルという意味でも使われます。要するに「とても大きな家(のような建造物)」のことです。
伊藤サム(Sam Ito)
![]() 父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。 ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。 著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。 ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/ 伊藤サムさん 著書、解説・監修書の紹介
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