単語イメトレ
このコーナーでは、今話題のキーワードの時事英単語や、英文を読む上で必須の頻出基本単語などをイラスト入りQ&Aのイメトレ(イメージトレーニング)方式で楽しく、そして覚えやすく紹介・解説をします。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさん。

※隔週で2~4単語ほどを掲載。
※トップページでは各Quizはランダムに表示されます。ぜひ何度もアクセスして全部のQuizに答えてみてください。
Q:edgeとはどんな意味ですか? 
He is on edge.とはどんなイメージですか?

A:edgeとは「端(はし)」です。
He is on edge.は、崖っぷちに立っている緊張のイメージです。





edgeの基本的な意味は、刃物の端にある「刃」です。連想によって、いろいろな意味が派生しています。


端にあるという連想から、「(テーブルの)端」「(崖の)ふち」「(湖の)水際」「瀬戸際」という意味もあります。


刃は鋭いという連想や、崖のふちは怖いという連想から「緊張」「いらいら」も意味します。
be on edgeは文字通りには「端にいる」で、熟語として「緊張している」「いらいらしている」「不安だ」を意味します。
また、「鋭さ」「切れ味」「(競争でのわずかな)優勢・有利さ」という意味もあります。




He is on edge.(彼はいらいらしている)の原風景は、
He is on the edge of a cliff.(彼は崖のふちにいる)です。
これは具体的な文ですが、冠詞が落ちたon edgeは一般的な意味になり、熟語として「不安だ」「緊張している」などを指します。


※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています バックナンバー
伊藤サム(Sam Ito)
父親は米国サンフランシスコ生まれの日系二世。米国(高校)、英国(ロンドン大学)に留学。一橋大学在学中に英検1級で合格者総代。
ジャパンタイムズ在職中は、報道部にて外務省、大蔵省、首相官邸、自民党などを担当。週刊 ST 編集長、外信整理部長、編集局長などを歴任。その間、英 BBC などにコメンテーターとして出演、雑誌などへの寄稿も多数あり、多様なメディアにかかわるバイリンガル・ジャーナリストとして活躍。2009年NHK講座『ニュースで英会話』講師。
著書に『第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方』『第一線の記者が教える英字新聞の読み方』『伊藤サムのこれであなたも英文記者』、解説・監修に『ニュースダイジェスト ビギナーズ』(以上、ジャパンタイムズ)など。
ウェブサイト「英語の世界」:http://homepage1.nifty.com/samito/